【ブナの森のいきもの探検隊】の様子
2018.07.05 Thursday
6月30日(土)に開催された「ブナの森のいきもの探検隊」のようすです。
小国町の小学生の親子らとともに、温身平のブナの森にいるいきもの探しと、温身の池で繁殖するモリアオガエルやサンショウウオの卵を数える調査体験をする自然観察会です。
今年で4回目の開催で、昨年まで年々モリアオガエルの卵の数が減っていましたが、今年はどうなったでしょうか。
少し心配しつつ温身の池へ向かいました。
温身の池で見つけたモリアオガエルの卵。
池の周りのブナの枝に白い泡のような卵を産み付けます。
大人の目線の高さにあるものもあれば、4m近い高さにあるものもありました。
それぞれ班に分かれて調査開始です。
池の周りのモリアオガエルの卵塊の数を数えます。
クロサンショウウオやトウホクサンショウウオもいるのですが、時期が遅かったせいか卵塊はほとんど見つかりませんでした。
すでに水面に落ちている卵もありましたが、それもできるだけ数えます。
そして今年の結果は…
全部で159個のモリアオガエルの卵塊が見つかりました!
昨年は100個に満たなかったので、今年は昨年よりだいぶ多いようです。
ここしばらく卵塊の数が少ない傾向にあったのですが、今年はたくさん産卵していて安心しました。
モリアオガエルの卵は7月上旬頃まで見られるので、今のうちにぜひ見に来てくださいね。
おまけ
温身の池ではありませんが、けもの歩道の帰り道にまたモリアオガエルの卵を見つけました。
少しでも水が溜まっているとカエルはやってくるようです。